
![]() |
| 「ワルツ」 カミーユクローデル作 |
彫刻家ロダンは「カミ―ユクローデル」という、モデルであり
弟子でもあった美しい女性とともに、彫刻を制作していました。
偉大なる彫刻家とそれを慕う若い女性・・・
二人の間に当然のごとく芽生える恋愛感情・・・
しかしロダンにはローズという内縁の妻がいたのです。
結ばれ得ぬ愛に心を痛めるカミ―ユ・・・
そんなある日、カミ―ユは詩人の家の集いにて
作曲家ドビュッシーと出会います。
急速に惹かれ合う二人。
そしてロダンの筋違いともいうべき嫉妬。
「彼女の口から突然こぼれ落ちてきた」別れの言葉で、カミ―ユと
ドビュッシーの恋は終わりを告げます。
![]() |
| 「オ-ギュストロダンの肖像」 カミーユクローデル作 |
![]() |
| 「地獄の門」(部分) オーギュスト・ロダン作 |
その後もどうする事も出来ないロダンとカミ―ユの関係。
ロダンとの関係に疲れ果てたカミーユは、次第に狂気のあぎとに
飲み込まれていきます。
「ロダンに殺される」と被害妄想に駆られるカミーユ。
極端に他人を避けるようになり、そして結局最後には精神病院で
孤独な死を迎えることになります。
悲劇的にも思える彼女の人生
しかし、美しくも救われる部分があります。
それはロダン、ドビュッシーの2人が、ともにカミ―ユの事を、
永遠に愛し続けたという事なのです。
ドビュッシー。
彼はカミ―ユとの余りにも突然の別れのあと、数年後にカミ―ユ
の最高傑作である「ワルツ」を入手します。
彼は生涯この作品をピアノの傍らに飾っていたそうです。
ロダン。
彼もまた生涯、自分の個展会場の入り口には、必ずカミ―ユが
制作した「ロダンの肖像」を展示し続けました。
そして「地獄の門」。
あの大作の中に、唯一安らかな顔があるんです。
それはカミ―ユの美しい肖像です。
ロダン自身である「考える人」を静かに見守るような位置に・・・
ロダン作 カミーユの肖像
![]() |
![]() |
![]() |
| 「オーロラ」 カミーユがモデルの作品の中で 最も美しいと評される。 |
「物思い」 この作品との出会いが 角田を彫刻の道に導いた。 |
「カミ−ユ・クローデル」 切なげな感情表現。 二十歳の頃のカミーユ。 |
